袋帯と半幅帯はどの着物にあわせて着るの?
こんにちは(^^)/
浅草レンタル着物小梅の梅子です‼
梅雨の時期ですが、天気の良い日はカラッとした良い日になるので着物や浴衣を着て浅草観光へ出かける方が多いですね♪
雨の日と晴れの日で、浅草の人口密度が全然違ってますよ~( ゚Д゚)‼
当店は4月より浅草散策用のカジュアルな着物レンタルは休業して新たに生まれ変わりました‼
結婚式
顔合わせ
成人式
七五三
パーティー
お宮参り
観劇
など、特別な1日のお手伝いをさせて頂くよう、結婚式などの礼装専門の着物レンタル店とさせて頂きました( *´艸`)
浅草観光のお客様を対応していた時に大活躍だった「半幅帯」
現在は、結婚式などの礼装対応となりましたので、黒留袖・色留袖・訪問着・振袖・色無地などのお着物となるので「袋帯」となります。
お客様よりよく問合せがあるのが、
「半幅帯と袋帯って何が違うの?」
「半幅帯で結婚式に行っちゃっダメなんですか?」
半幅帯と袋帯の違いについてご紹介致します( *´艸`)
半幅帯と袋帯は何が違うの?
単純に帯の幅が違います。
幅の太い帯が「袋帯」「名古屋帯」
それの半分の幅の帯が「半幅帯」
用途の違いは?
袋帯
礼装用となるので、おめでたい時。
成人式や結婚式などに使います。
名古屋帯・京袋帯
カジュアルな着物に使います。
お友達との食事会・観劇・茶道のお稽古など、普段着に近いですね。
半幅帯
略式の帯になるので、礼装としては使用できません。
もともとは、羽織など帯結びが見えない時に使用され、また寝巻の際の帯に使用されていました。
現在では、お祭りに出かけるときの浴衣に使用するのが一般的でしたが、最近ではちょっとしたお出掛けなどにする方が増えています。
ですが、観劇などに行く際は使用を避けましょう。
半幅帯と袋帯はどの着物に使う?
京都を始め、浅草・川越・金沢・犬山など城下町や日本らしい風情が残るところには着物レンタルが多数出展しています。
着物を気軽にレンタル出来るようになって、浴衣だけでなく着物に半幅帯をして出かけるのが現在のスタイルとして浸透しつつあります。
ですが、本来着物には袋帯や名古屋帯など幅のあるお着物に使うのが通例。
半幅帯が浸透してきたとはいえ、自身の年齢・場所など考慮してお出かけしてくださいね。
袋帯
黒留袖・色留袖・訪問着・振袖
名古屋帯や京袋帯
小紋・紬
半幅帯
浴衣・(小紋に使用する際は年齢・場所を考慮して使用しましょう)
半幅帯では礼装には使用できません‼
結婚式場で働いているスタッフに聞いて、スタッフ一同びっくり‼
「訪問着に半幅帯をして披露宴に出ていた」
礼装着用の場に半幅帯、そんなことは時代が変わろうと絶対にNG‼
ブログで書いているのを見たのか?
レンタル店でOKと言われたか?
どのような経緯でその着物の装いになったのかは知りませんが。
礼装用の着物を着ていくということは、おめでたい場所・正式にな場所となるはずです。
礼装用の着物に半幅帯を合わせるようになったら、着物業界は終わりですね・・・( ;∀;)泣
「誰かが良いと言った、書いてあった」としても、皆さん騙されないでください。
せっかくのおめでたい日に、そのような装いで参加してしまえば・・・
本人が恥をかくのはもちろんですが、その場に招待した主役も恥をかくことになります。
洋服であれば、その場にあわせてとびっきりの1枚のワンピース・アクセサリー・靴や鞄を着用して参加しますよね?
それは、その場にふさわしい恰好・装いから主催者へのお祝いの証とした装いを選ぶと思います。
着物でも同じです。
着物を着れば、着るのも用意をするのも大変だから「着物で来てくれてありがとう」とはなりません。
いくら100万円する着物でも、紬や小紋であれば礼装用としての格はないので、礼装用としては着ることはできません。
10万円する半幅帯と千円で買った中古の袋帯、値段が高くても半幅帯は帯の中でも格下なので絶対にそういった場には着用できません。
着物は値段ではありません。「格」なのです。
「着物を着てお祝いしたい」
というのは、主催者としては洋服よりも何よりも嬉しい装いです。
せっかく着物を着て参加するのであれば、正しい装いで参加しましょうね。