振袖や訪問着で結婚式参列‼気をつけたい所作やマナー
親族や友人の結婚式の参列、何を着ていきますか??
最近では、結婚式の参列には着物を着る方が増えてきているそうですよ。
着物での結婚式参列の時に、気を付けたい所作やマナーについてお伝えいたします。
着物を着た際は背筋をピンと姿勢よく
着物を着たら自然と姿勢が正されますね。
最初の着始めは姿勢にも意識がいって、いつもより自然と姿勢がキレイです。
ですが、着慣れない着物を長時間着ていると姿勢を正しているのも疲れてくるので、
猫背だったり、片足重心で立ったりと着付けてもらったときとは姿勢が変わってきます。
普段着慣れない着物で疲れて姿勢が崩れることもあると思います。
でも、お写真を撮る時は姿勢を正すように意識しましょう♪
結婚式参列の際には、たくさんのお写真を撮ると思います。
後から振り返ってみたときに、キレイな着物姿で写真に残したいですよね。
お写真を撮る時は着物姿が美しく見えるよう、胸を張って背筋を正してみてくださいね♪
トレイに行く際は慌てず順序よく着物をあげます
「着物を着たらトイレに行かないようにしないと!」
と言われるお客様が時々みえますが、何回トイレに行っていただいても大丈夫です‼
でも、洋服に比べたらトイレに行きづらいですね。
着物でのトイレの行き方のポイントさえ知ってしまえば、それほど難しいものではありません。
袖の短い『留袖や訪問着』
①着物を順番にめくりあげて、右手と左手で持ちます。
「着物の上前(左手)→着物の下前(右手)→襦袢の上前(左手)→襦袢の下前(右手)→肌着の上前(左手)→肌着の下前(右手)」と順番に右手と左手で裾先を持ったら、めくりあげます。
そして、元の状態に戻す時は、左手と右手で持っていた裾先を肌着→襦袢→着物の順番に離します。
上げていたものが自然と下に下りるように、軽く足踏みをして下さい。
自然と正しいカタチに戻ってくれるので、無理に下に引っ張たりしてはダメですよ!!
整えようとして下に引っ張ると着崩れの原因になるので、注意してください。
振袖
基本的には上記で紹介した方法と同じですが、
振袖はお袖が長いのでお袖が床につかないように気を付けなければなりません。
お袖が邪魔にならないように、両袖を肩にかけます。
その後は上記と同じように…
①着物を順番にめくりあげて、右手と左手で持ちます。
「着物の上前(左手)→着物の下前(右手)→襦袢の上前(左手)→襦袢の下前(右手)→肌着の上前(左手)→肌着の下前(右手)」と順番に右手と左手で裾先を持ったら、めくりあげます。
そして、元の状態に戻す時は、左手と右手で持っていた裾先を肌着→襦袢→着物の順番に離します。
上げていたものが自然と下に下りるように、軽く足踏みをして下さい。
そして、着物を元に戻して整えた後、両肩にのせておいたお袖を肩から降ろします。
その際、両袖の着物と襦袢をあわせて整えてくださいね。
食事の際に気を付けたいポイント
結婚式で楽しみにしている一つでもある、食事♪
「着慣れない着物だと食べづらそう」
「洋服に比べて苦しいから食べれるか心配」
など、食事に対する不安の声もよく耳にしますが大丈夫です‼
着物を汚さないようナプキンを使おう
結婚式の食事なら、テーブルにナプキンが置いてあると思います。
ナプキンは、帯に挟むか、膝に広げましょう。
衿元に挟むのは、衿元が開きやすくなり着崩れの原因にもなります。
衿元には挟まないようにしましょう。
なかには、カジュアルウエディングや1.5次会などでナプキンがない場合も考えられます。
その際は、ご自身のハンカチを使いましょう。
距離のあるものを取る時は袖口をおさえよう
着物はお袖があるので、テーブルの上で手を伸ばすとお袖が料理についてしまったり、グラスを倒してしまうことも。
テーブルの上で手を伸ばす際は、片方の手で袖口をおさえましょう。
荷物が多い方は手持ちのサブバッグがオススメ
ハンカチ、お財布、携帯以外にも、女性には持っていきたいものがありますよね‼
でも、着物の礼装用の草履バッグセットの鞄には上記の3点ほどしか入りません。
(お飾りのような鞄なんです)
それ以上、物をいれすぎると鞄が破損する原因になります。
荷物がコンパクトにまとまらない方は、
礼装用の草履バッグセットだけではなく手持ちのサブバッグを使用しましょう‼
※小梅でも、A4よりひとまわり小さいサブバッグを無料で貸し出ししておりますので、ご希望の方はスタッフにお声かけくださいね♪
携帯は胸元にいれないで!
結婚式では携帯のカメラが大活躍ですね‼
大活躍の携帯ですが、着物にはポケットがないので鞄から出し入れしなければなりません。
それが面倒だからと、帯の間や携帯の胸元に入れる方がみえますが…着物のマナーとしてはよくありません。
胸元に入れるのは「懐紙」だけです。
携帯は、厚みも重さもあります。
着崩れの原因にもなり、胸元にゆとりができてしまとだらしない印象になってしまいます。
携帯が大活躍の日でもありますが、
『鞄にしまう、手に持つ、テーブルに置く』などして胸元や帯には挟み込まないようにしましょう。
椅子の座り方に気を付けよう
着物は腰回りがタイトなので、あまり足が開きません。
車に乗る時は足からではなくお尻から
車に乗りこむときは、普段片足を少しあげてシートに座りますよね。
着物だと足が上がらないのでそんなわけにもいきません。
着物の時には、先にお尻をシートにのせて座ります。
髪かざりなど天井やドアに引っかからないように、頭をいれます。
その後に、両方の足を一緒に回しいれます。
また、振袖など華やかな帯結びだと椅子の背もたれでカタチが崩れてしまう可能性があります。
シートを帯にあたらない程度に少し倒しておきましょう‼
振袖は椅子の背もたれに注意しよう
華やかな帯結びだと椅子の背もたれでカタチが崩れてしまうことも…。
帯の結び方にかかわらず、着物の時は少し浅めに椅子に座ります。
背筋を伸ばして座ると、着物での座った姿もキレイです。
深く腰をかけたり、背もたれに寄りかかるのは着物の時は我慢して下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
着物では気を付けたいことがいっぱいですね。
でも、それほど難しいことではないので、一度実践してしまえば覚えれると思います。
わからないことはお気軽にスタッフに聞いてくださいね!